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透視図(パース)とは?

CGソフトウェアを使うと、パースの知識がなくても、立体感のある図面を割りと簡単に描くことができるようになりました。しかし、パースの基礎的な知識を身に着けておくことで、平面図の持つ、立体感をリアルに体験できるようになります。立派なパースを描けなくても、練習を重ねれば、ある程度のものは仕上がるようになります。是非、パースのもつ、意味を理解してください。

透視図(パース)とは?
物体の前に透視板(画面)を置き、物体を眺めた視線が、その透視板(画面)と交わる各点を結んでできる図を一般に透視図(perspective drawing)といいます。また、この透視図を描く方法を透視投影法(perspective representation)といいます。 透視図は、遠近感がついて立体的にものが見えるので、説明力のある資料となります。

手書きパースを描こう!

【一点透視法】
・透視図の描き方の基本は、描こうとする施設や風景の消点によって決まります。
・消点は、線の交わる消失点の意味で、略記号をV.P.で表します。
・透視図法で描く消点 (V.P.)が一点の透視図を、一点透視と言います。
・造園の箱庭などの風景に適しています。

■ 具体例
(1)アングル(方向)を決めて、平面図にグリッドを描きます。アングルは、全体のボリュームが表現できる方向を選びます。
(使用平面図:階段付きデッキ、尺度=1/50)


(2)透視図にグリッドを描きます。


(3)透視図に平面図を書き写します。


(4)高さを立ち上げます。

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【二点透視法】
・消点が二点の透視図を二点透視といい、施設や建物を二面あるいは三面見せるような場合に適しています。

■ 具体例
(1)アングル(方向)を決めて、平面図にグリッドを描きます。アングルは、全体のボリュームが表現できる方向を選びます。
(使用平面図:階段付きデッキ、尺度=1/50)



(2)透視図にグリッドを描きます。


(3)透視図に平面図を書き写します。


(4)高さを立ち上げます。

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